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神戸大学大学院工学研究科・システム情報学研究科紀要, No. 8, pp. 000-000, 2016
doi:10.5047/gseku.j.2016.006

研究論文

超音波IDによる音声ログへの人物/位置情報付与

渡邉 拓貴1・寺田 努1・塚本 昌彦1

1工学研究科電気電子工学専攻

(受付:November 18, 2016 受理:January 12, 2017 公開:January 20, 2017)

キーワード: 超音波,音声ログ,人物認識,位置認識,ウェアラブルコンピューティング

ウェアラブルコンピューティング環境では,ユーザが装着している各種センサを用いてユーザの行動や状況をデータとして保存するライフログが可能になる.ライフログの一つに音声ログがあるが,長時間の音声ログはどこにどのようなデータがあるのか判別できないため,有効に利用するためには音声データに対して適切にタグをつける必要がある.筆者らは先行研究において,超音波IDを音声ログに埋め込むことで音声データにタグ付けを行う手法を提案した.本研究では,この手法の実環境での使用について報告し,そこで得られた問題点である,録音デバイスの装着位置が認識精度に影響を及ぼす問題を解決する手法を提案する.具体的には,超音波スイープ信号の周波数応答により録音デバイスの装着位置を認識し,適切なしきい値での認識処理を施す.提案手法を実環境で運用したところ,デバイス装着位置の認識率は平均84.7%であり,超音波IDの認識率は従来手法では55.2%であったところ,改良手法では68.0%に向上した.


[Full text] (PDF 1.7 MB)