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神戸大学大学院工学研究科・システム情報学研究科紀要, No. 8, pp. 000-000, 2016
doi:10.5047/gseku.j.2016.005

研究論文

ユニバーサルツーリズムにおける地域の支援組織の役割に関する研究
—全国18 団体の担当者へのインタビュー調査を通じて—

平井 木綿子1・大西 一嘉1

1工学研究科建築学専攻

(受付:March 31, 2016 受理:December 1, 2016 公開:December 9, 2016)

キーワード: ユニバーサルツーリズム、支援組織、障がい者、高齢者

高齢社会の進展に伴い、今後、障がい者、高齢者など自立した観光が困難な人々のバリアを取り除いた旅行(ユニバーサルツーリズム)を可能にするための取組みは必要不可欠となると考えられる。本研究では、ユニバーサルツーリズムにおいて重要な役割を担う地域の支援組織の実態を明らかにし、その役割を考察することを目的として、ユニバーサルツーリズムに対応した活動を実施する支援組織の担当者を対象にインタビュー調査を実施した。その結果、支援組織の活動においては、安定した運営費と人材の確保が困難であることが問題点として挙げられた。これらを解消するためには、支援組織と地域の関係者が支えあう仕組みが必要であるが、支援組織のノウハウの不足と、ユニバーサルツーリズムが地域にもたらす影響が理解されていないことが主な原因となって、連携が十分になされていないことが明らかになった。


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