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神戸大学大学院工学研究科・システム情報学研究科紀要, No. 7, pp. 1-7, 2015
doi:10.5047/gseku.j.2015.001

研究論文

ユニバーサルツーリズム推進に向けた取組状況の研究—行政、旅行代理店、利用者、NPO法人への調査を通じて—

平井 木綿子1・大西 一嘉1

1工学研究科建築学専攻

(受付:January 16, 2015 受理:December 1, 2015 公開:December 15, 2015)

キーワード: ユニバーサルツーリズム、障がい者、高齢者、実態調査

観光旅行は、余暇活動の中でも重要視されている活動であるが、高齢者や障がい者は様々な制約により、旅行を自由に楽しむ事ができていない。これらのバリアを取り除くために作られた旅行企画は「ユニバーサルツーリズム」等と呼ばれ、様々な取り組みが行われるようになって来たが、十分に普及しているとは言えないのが現状である。本研究では、ユニバーサルツーリズムの普及に向けた課題を明らかにすることを目的とし、行政、旅行代理店、施設関係者や利用者、NPO法人へのヒアリング調査及びアンケート調査を通じて、ユニバーサルツーリズムの推進状況を検討した。その結果、(1)主に移動的補助に対するハード面での整備は進みつつあるが、情報補助やソフト面での対策が不十分であること、(2)ユニバーサルツーリズムの認知度が低いこと、(3)行政、民間企業、NPO法人の連携が不足していることの3つが問題点として挙げられた。


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