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神戸大学大学院工学研究科・システム情報学研究科紀要, No. 6, pp. 24-31, 2014
doi:10.5047/gseku.j.2014.004

東日本大震災の津波浸水地における災害危険区域の指定と人的被害・住家被害及び可住地割合の関連分析

荒木 裕子1・北後 明彦2

1 神戸大学大学院工学研究科建築学専攻
2 神戸大学都市安全研究センター

(受付:December 12, 2014 受理:February 9, 2015 公開:February 19, 2015)

キーワード: 災害危険区域、東日本大震災、災害復興

本研究は、東日本大震災の津波浸水地における災害危険区域の指定面積と人的被害・住家被害及び可住地割合の関連を、県域と沿岸部の地形特性を組み合わせた地域区分別に分析した。その結果、浸水面積に対する災害危険区域指定率は人的被害より住家被害との相関が強かった。また可住地割合との関係では、沿岸部に平野部が広がり可住地割合の高い宮城県中南部及び福島県では、災害危険区域の浸水地に対する指定率が低いのに比べ、リアス式の地形で可住地割合の低い三陸沿岸部では災害危険区域の指定率が高く、その中でも岩手県より宮城県北部のほうが浸水地に対する災害危険区域の指定率が高いことを示した。


[Full text] (PDF 1.3 MB)