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神戸大学大学院工学研究科・システム情報学研究科紀要, No. 6, pp. 6-16, 2014
doi:10.5047/gseku.j.2014.003

韓国清渓川復元事業後の商店移転政策の実態と課題に関する研究
- 商店主の満足度と商圏の再編に着目して
Urban regeneration projects and Commercial area Relocation
- A Research on Relocation policy and satisfaction of retail’s owner at Garden5 Korea

金 暻1・近藤民代2

1 工学研究科建築学専攻
2 工学研究科准教授・博士(工学)

(受付:June 30, 2014 受理:November 28, 2014 公開:January 20, 2015)

キーワード: 清渓川復元事業、 商店主の満足度、都市再生事業、商店街の移転政策、ガーデンファイブ

韓国のソウル市は清渓川復元事業と再開発事業を行った。しかし、この 清渓川復元事業と再開発事業は周辺の商業地域の営業活動に大きな影響を与えるため、ソウル市は大規模商業施設への移転を補償策として用意した。その移転政策は、商店主の営業活動に寄与したのであろうか。本研究の目的は以下の3点である。第1に清渓川商店街の移転政策の協議のプロセスを明らかにする。第2に移転商店の営業活動の変化を明らかにする。第3に商店主の移転政策に対する満足度を明らかにする。移転政策により移転した商店主を対象として104名に調査票の項目に従い対面式で(一人当たり50分)聞き取りを行った。その結果、移転後に発生した問題は清渓川商店街と移転先の距離が遠くなって商圏のネットワークが崩壊し、移転先の建物は業種の特性には合わなかったため、営業活動を阻害、移転前より純収益が80%減少した。商店主らは移転政策に対して84.9%不満足だと回答している。


[Full text] (PDF 1.9 MB)