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神戸大学大学院工学研究科・システム情報学研究科紀要, No. 6, pp. 17-23, 2014
doi:10.5047/gseku.j.2014.002

通気性膜を用いた立体型空間吸音体の吸音特性に関する基礎的研究

舟橋 康太1・杣友 祐2・西川 智菜美2・阪上 公博1・奥園 健1・豊田 政弘3

1 工学研究科建築学専攻
2 工学部建築学科
3 関西大学環境都市工学部

(受付:November 28, 2014 受理:December 18, 2014 公開:December 26, 2014)

キーワード: 吸音,立体型空間吸音体,通気性膜,境界要素法,残響室法吸音率

本報では,通気性膜による空間吸音体の可能性を広げ,通気性膜を角柱型または円筒型に成型した立体型空間吸音体を試作し,残響室法を用い実験的な検討を行った.また,その吸音特性の理論的予測手法として,境界要素法を用いた2次元モデルによる手法を提案し,実測値との比較を行い,その妥当性の検討を試みた.実験より,流れ抵抗は主に中高音域に,面密度は主に低音域の吸音率に影響を与えており,通気性単一膜の場合と同様,吸音率は最大で0.5程度に収束することが分かった.円筒型の方が角柱型よりも全体的に若干高い吸音率を示した.解析より,試料の流れ抵抗または面密度が低い場合には,比較的良い一致を示したが,これらのパラメータの高い試料においては一致が悪かった.


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