Back

神戸大学大学院工学研究科・システム情報学研究科紀要, No. 5, pp. 33-39, 2013
doi:10.5047/gseku.j.2013.005

磁気粘性流体を用いた回転慣性質量ダンパーによるパルス性地震動に対するセミアクティブ制御

富澤 徹弥1

1工学研究科建築学専攻

(受付:December 2, 2013 受理:January 17, 2014 公開:February 12, 2014)

キーワード: 免震、磁気粘性流体、慣性質量、セミアクティブ制御、パルス性地震動

本研究は,筆者が開発した,回転慣性による質量効果とMR 流体による可変減衰効果の2 つを狙いとする振動制御装置,MR 回転慣性ダンパーによる応答制御に関する研究である.固有周期4 秒の免震建築物モデルを対象とし,周波数領域における伝達関数および地震動に対する時刻歴応答の観点から検討を行い,慣性質量およびセミアクティブ制御の効果について論じている.周波数領域における検討から,質量比と減衰比のトレードオフ関係をパッシブ制御では解消できないことを示し,スカイフック方式を採用したセミアクティブ制御により,課題の解決を図っている.また,時刻歴応答における検討から,慣性質量効果を取り入れたセミアクティブ制御は,床応答加速度を抑制しながら,免震層の応答変位を低減するのに有効な制御法であると結論付けている.


[Full text] (PDF 1.2 MB)