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神戸大学大学院工学研究科・システム情報学研究科紀要, No. 3, pp. 68-73, 2011
doi:10.5047/gseku.j.2011.010

外部フィードバックを併用したリファレンスガバナを用いたハードディスクのシーク制御

郭 昊1・太田 有三1・増淵 泉1

1システム情報学研究科システム科学専攻

(受付:February 2, 2012 受理:March 23, 2012 公開:March 29, 2012)

キーワード: ハードディスク装置, 目標管理, シーク制御, 入力飽和

本論文では, 外部フィードバックを併用したリファレンスガバナを用いた制御法のハードディスクのシーク制御への応用について述べる。ハードディスクシステムのシーク制御において,実際のハードディスクシステムのの剛体特性のみを考慮した低次元ノミナルモデルを制御用モデルとし,外部フィードバックを併用するリファレンスガバナを用いた参照入力を整形・管理する制御法を適用し,その制御入力を実際のハードディスクシステムへ加える方法を採用する。また,共振モードを励起しないようにするために,ノッチフィルタを用いる。さらに,提案法をハードディスクベンチマーク問題(シーク問題) に適用してその有効性を検証する。従来最も短いシーク時間を示していた周波数成分を考慮した終端状態制御(FFSC) や多項式入力型FSC を用いた場合の10[track] に対するシーク時間0.538[ms] よりも短いシーク時間0.496[ms]を実現できるという結果が得られたことを示す。


[Full text] (PDF 884 KB)