Back

神戸大学大学院工学研究科・システム情報学研究科紀要, No. 3, pp. 1-9, 2011
doi:10.5047/gseku.j.2011.004

営団住宅地の街区形成と土地利用の変容に関する研究‐大阪府における営団住宅地を事例に‐

申 年浩1・塩崎 賢明2

1地域空間創生科学専攻 博士後期課程
2神戸大学大学院工学研究科 教授

(受付:November 4, 2010 受理:September 15, 2011 公開:September 28, 2011)

キーワード: 住宅営団、集団住宅地、区画整理、道路計画、細分化

本研究では、住宅営団により計画・建設された住宅地を対象に、住宅地の街区構成と敷地利用の長期変容を分析した。現在、一般市街地には、不定形の敷地や狭あい道路、密集市街地などが多数ある。これは日照、通風など多くの問題を孕んでおり、快適な居住環境とは言えない。営団住宅地は、戦時中の住宅不足問題を解決するため、日本の国策の一つとして建設された。住宅地は、整備された定形の敷地に、3段階の明確な道路構成を持っており、整然とした街区を構成している。現在これらの街区は、建設からすに60年が経過しており、成熟した良好な住宅地として評価が高い。しかし、一部の街区では敷地が細分され小規模住宅や非居住用の建物が増えるなどその環境は変わりずつある。今後、このような計画的に建設された戸建集合住宅地の細分化防止や土地利用の変容誘導をどのように行うかの対策が求められているといえる。


[Full text] (PDF 35.2 MB)