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神戸大学大学院工学研究科紀要, No. 1, pp. 50-55, 2009
doi:10.5047/gseku.j.2010.009

不飽和土の一面せん断試験における限界状態について

金 秉洙1・加藤 正司2・澁谷 啓2

1工学研究科市民工学専攻博士後期過程
2工学研究科市民工学専攻

(受付:September 9, 2009 受理:March 3, 2010 公開:March 15, 2010)

キーワード: 不飽和土、定圧一面せん断試験、SSM、サクション応力、限界状態

本研究では飽和および不飽和土の一面せん断試験における応力経路および体積変化挙動について調べ、限界状態に至る挙動について検討した。その結果,SSMから得られたサクション応力を考慮した応力パラメーターを用いることにより,飽和状態での最大体積圧縮線が,飽和及び不飽和状態の限界状態線に対応することが判明した。また、)),*(ln(νnetp空間において一面せん断試験の結果と比体積νが同じ供試体を用いて行われた三軸試験での限界状態線と一致する挙動を示すことが分かった。さらに、正規圧密線に関連した等価圧密応力()を用いて応力経路を正規化した結果、せん断が進むにつれてHvorslev面に対応する経路を示すことが確認された。したがって、以上の結果は,飽和土と不飽和土の一面せん断試験における限界状態線の存在を示しているものと考えられる。



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